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pISSN : 1225-1453

일본학보,, Vol.47 (2001)
pp.257~270

『怪談御伽桜』について

朴蓮淑

(게명대학교 강사)

A Research on Kaidan Otogizakura

朴蓮淑

(게명대학교 강사)

かつて行った「怪談御伽櫻」の번각に次いで,本稿では刊行と作者の問題,素材とその用法,そして本書の特質について具體的に考察した. 刊行は從來の指摘を再確認すると同時に「黑船頭巾」言葉の當時流行のことを檢討した結果.上限を享保三年から下限を元文二年秋項までにと推定される.作者都廛舍は延寶六年から寬延元年十二月十八日までに生存した雲鼓門の俳であり.雜俳点者として活躍したことを知る.作品には雜俳關係の編著書の多數と,本書及び「渡世傳授車」の町人物系統の浮世草子がある.「怪談御伽櫻」は作者において浮世草者また怪異小說に始めて手をかけたものであって.それにはそれなりの作者の怪異に對する見解と創作の熱意がこもっている.素材は中古.中世の說話集や隨筆.詞章及び近世の怪異小說.紀行文,奇談雜話物.また昔話をどの諸分野に取っているのでわる.そして.複數の典據を組み合わせて一章の世界を定めている.この典據を複合·再編する創作方法は.元祿·寶永期頃期項の浮世草子系怪異小說が行った典據の利用法を受け繼いだものと見ていい.しかし.素材を作品化する時には從來の怪異小說に底流する敎訓を後退し.反面滑稽や諧謔の要素を加味した笑話的な娛樂怪談を志向した.この点に作者の怪異に對する見解がうかがえ.本書の特異性がある.「怪談御伽櫻」はそれ以後の怪異小說界が怪異の享樂を追求する讀本へ移行していく過渡期で自らの一方向を模索した点で評價すべき作品でわり,近世怪異小說の變遷を解明するには不可欠の硏究の對象と言いうる.

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